高速道路、還暦デビュー

高齢犬と暮らし

還暦になって、初めて高速道路を走りました!​

これまでは住んでいる地域の交通の便が良かったことや、家族がみんな近くに住んでいたこともあり、自分で高速道路を運転する機会はありませんでした。

​ですが、必要に迫られて、両親が他県へ引っ越してしまったのです。

連絡自体はLINEや電話で済んでいましたが、両親が高齢になるにつれ、「私が行った方が早いんだけどな…」と思うことが増えていきました。​

高齢犬との移動という「壁」​

ここで問題になったのが、我が家の高齢犬です。

​新幹線: ミニチュアダックスフンドの長い身体をケージに入れて移動するのは、我が家の愛犬には無理があると思いました。

​高速バス: 利用する予定の高速バスでは、ペットは乗せられない。

​家族に頼る: 仕事もあるため、毎回2泊3日の行程に付き合ってもらうわけにはいかない。​

どうしようかとモヤモヤしていたある日、別居している家族が「夏休みを利用しておじいちゃん・おばあちゃんに会いに行こう!」と車での帰省に誘ってくれたのです。

​実はちょうどその頃、「自分で運転して高速道路で行ければ、全部解決するのにな…」と思い始めていたタイミング。私にとってはまさに「渡りに船」でした。​

ひたすら観察!「仮想運転」で自信をつける​

すでに自宅から高速道路の入り口への行き方、愛犬のおしっこタイム用のサービスエリア(SA)の場所、高速道路の降り口などはパソコンで調べ尽くしていました。

​しかし、画面上で見るのと実際に走るのとでは全く違います。​

家族の車で出かけたその日、私は一日中運転席の後ろを陣取りました。

カーナビと運転支援システム、そして目の前に続く道路をひたすら見続け、目がしばしばするほど集中!​

この「仮想運転」が、私に大きな自信をくれました。「事前にルートを確認して、ナビの案内に従えば、落ち着いて走れそう」と分かり、少し気持ちが楽になったのです。

私自身も、運転支援システム(ACCなど)を過信せず、自分で周囲の安全を確認することを意識しました。ちょうど運転支援システム付きの車に乗り換え、新しいナビが付いていたことも大きな後押しになりました。​

システムの機能をしっかり理解できたところで、ようやく家族に宣言しました。​

「私、高速道路に乗ります!」

​家族からは「無理しなくてもいいんじゃない?」「大丈夫?」「行けるよ!」と反応は様々でしたが、私の心は決まっていました。

​愛犬のための暑さ・日除け対策

いよいよ出発の日。

両親からは早々と「もう出発したの?ゆっくりでいいから気をつけて来てね」とLINEが届きます。​

私は朝から荷物の積み込みでバタバタ!​

今回、高齢の愛犬を乗せるために、後部座席に固定できるドライブボックス(アイリスオーヤマ PDFW-60)を購入しました。

​さらに日差しを避けるため、ベビーカー用のサンシェードと園芸用のトンネル支柱を組み合わせて、手作りの日除けを装着!​

専用のドライブボックスに乗せられた愛犬は、「なんだろう?」と不思議そうな顔をしながら、落ち着く場所を探していました。

​いざ、高速道路へ!

​ETCカード:OK

​ナビ設定:OK​

ガソリン:満タン​

「よし、出発しましょう!」

​ガレージから車を出すだけでも、いつもと違う感覚がします。高揚感と緊張感で胸が高鳴ります。​

やがて高速道路の入り口が見えてきました。ゆっくり走ると、「ピンコーン」と無事にETCカードが反応。

​少しずつスピードを上げ、周りの車の流れに乗っていきます。後部座席の愛犬もキョロキョロしています。

​「いい感じ!」

インターチェンジ(IC)は、ナビの案内を見て、早めに車線変更を行ったので、問題なく通過できました。

​デビューを終えて​

ナビと運転支援システム、そして事前の「仮想運転」のおかげで、無事に両親の家へ到着することができました!両親はヒヤヒヤしながら待っていたようです(笑)。​

初めての高速道路は、出発前に想像していたよりもずっと緊張しました。​

それでも、事前に何度もルートを確認し、車の機能をしっかり勉強して挑戦したことで、「私にもできた!」という大きな自信になりました。

​そして何より、大好きな愛犬を連れて、自分の運転で両親のもとへ行けたことが本当に嬉しかったです。​

おわりに​

還暦になってからの高速道路デビュー。​

「もっと早く乗っておけばよかった…」とは思いません。必要になった時に、しっかり準備をしたので、安心して出来たのだと思います。

​私にとっては、十分すぎるほど素敵なデビューでした。

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