ある年、住んでいる地域に大型の台風が直撃しました。
一応、災害時の備えはしていましたが、実際に台風を経験すると、備えだけでは気づけていなかったことが多いのだと実感しました。
夏の夜、突然の停電
夏の夜でした。台風が直撃した直後、あたり一帯が停電しました。電気が使えなくなり、給湯器なども使えません。
家族は「パソコンが使えないから、電力会社の電話番号が検索できない」と慌てていました。
「スマホの連絡先に入れてあるから大丈夫。今から連絡してみるわ」と私。
家電はすべて使えず、暑さには閉口しました。夕食の準備を終えた頃に台風が来たため、ろうそくの灯りのもとで食事をしました。夜も、ろうそくを集めて明かりを確保しました。愛犬も状況を察していたのか、おとなしくそばにいたように思います。
このあたりまでは、普段からの備えが少し役に立っていたのですが。
エアコンも扇風機も使えず、ろうそくの灯りだけ。身体は汗でべたべたになり、暑くてなかなか眠れません。家族も同じように、寝苦しい夜を過ごしていました。
そこで、なんとか汗を流せるように、お湯を沸かして用意することにしました。
十分な量ではありませんでしたが、浅くお湯を張ったお風呂で汗を流せたことで、ずいぶん気持ちが楽になりました。その後、ゆっくり眠れたことは、今でも忘れられません。
停電の経験から見直した備え
あの一件以来、カセットコンロのガスを常備し、万が一に備えて簡易トイレも用意しました。
非常食は、カセットコンロがあれば土鍋でご飯も炊けるので、クッキーなどを少しだけ常備しています。
実際に経験してみて、普段は気づかない不便さがあることを知りました。これからも、いざという時に困らないよう、わが家に必要な備えを見直していきたいと思います。


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